白河石(しらかわいし)
◆ 採掘地・丁場
福島県白河市久田野付近
◆ 主な特徴
福島県白河市、西白河郡西郷村で採掘されている安山岩。1632年に完成した奥州関門の名城といわれた「白河小峰城」の石垣にも白河石が使われている。また、京都・桂離宮の石橋にも使われているとのことで、四百年以上の歴史を持つ。
石質は硬めの黒目と芦野石に似た白目があり、墓石・外柵をはじめ、灯籠、門柱、石塀、建築の貼石(板石)、石蔵、家の基礎石、文化財・著名建造物の貼石(白河市出身の芥川賞作家・中山義秀記念文学館の側壁)など、多方面で使用されてきた実績を持っている。
◆ 白河石の有名な使用例
白河小峰城(石垣)、桂離宮(石橋)、中山義秀記念文学館(側壁)