大島石(おおしまいし)
◆ 採掘地・丁場
愛媛県今治市伊予大島
◆ 主な特徴
今治市伊予大島から産出する白系花崗岩。庵治石に並ぶ瀬戸内の高級墓石材として、全国に広く知られています。硬質で整った石目が特徴。主に墓石材として使用されていますが、記念碑、モニュメント、建築材などとしても幅広く使用されています。
◆ 大島石の有名な使用例
国会議事堂、赤坂離宮、愛媛県庁舎 など
大島石の岩質データ
分類:花崗岩
見掛け比重:2.649(t/m3)
吸水率:0.111(%)
圧縮強度:117.99(N/mm2)
青味を帯びた美しい色合い・上品な石目・堅牢な石質などが特徴の銘石「大島石」
愛媛県今治市の伊予大島から産出される「大島石」は、青味を帯びた美しい色合いと上品な石目、堅牢な石質などが評価され、西日本を代表する高級銘石のひとつとして高い使用実績を持っています。
主に墓石材として使用されているほか、建築材・彫刻材などとしても活用されており、赤坂離宮や愛媛県庁舎、大阪心斎橋、京都四条大橋・七条大橋、出雲大社、道後温泉などの著名建造物等における使用実績も数多くあります。
大島石は1604年、今治城(愛媛県今治市)築城の際に用いられたほか、それ以前に大阪城築城の際にも使用されたという言い伝えもあります。
400年以上の歴史を持つ「大島石」産地の採石業者で構成される大島石協同組合は昭和46年に創設。現在も20社が加盟しており、大島石の採掘業務を進めています。
大島石の丁場