滝根みかげ(たきねみかげ)
◆ 採掘地・丁場
福島県
◆ 主な特徴
石質は硬く艶持ちも良い花崗岩。主に墓石材として使用されるが、大材・長尺物も出荷でき、埋蔵量・出荷量の多い石種の一つとして知られています。
◆ 滝根みかげの有名な使用例
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滝根みかげの岩質データ
分類:花崗岩
見掛け比重:2.66(t/m3)
吸水率:0.14(%)
圧縮強度:193.73(N/mm2)
福島の銘石のひとつとして長く愛される石
落ち着いた美しい石目とツヤ持ちの良さが特徴
福島県の川内村と田村市にまたがる標高992.5mの桧山の川内村側が滝根みかげの採石場である。採石場の標高は約830m。開発面積は12万1668㎡で東京ドームの2.5倍を上回る規模だ。
ベンチカット方式で掘り進められた景観を「グランドキャニオンのよう」だと形容する人もいるという。そびえ立つ岩肌からは40年以上になる採石の歴史が感じとれる。そして、採石中の白く美しい岩肌が目に飛び込んでくる。
滝根みかげの丁場ではワイヤーソーが使われている。25年前に導入されたもので、それ以降は火薬の使用も抑えることでロスが少なくなり、コストを抑えた安定供給が可能になっている。
落ち着きのある石目と青みを帯びた色合い。ほとんど錆が出ず、経年変化に強くツヤ持ちの良さにも定評がある。石質は硬さと粘りを兼ね備えているために角欠けしにくいのも滝根みかげの特徴だ。
採石場には数多くの乱尺材がストックされていたが、これらは採掘元である㈱イシフクグループの工場(ときわ支店)に運ばれてスラブ材にされる。
採石場のすぐ下にあるこの工場では、原石を検品しランク付けを行なっている。切削によって原石の状態を改めて確認することで、出荷される石材の品質をより安定したものにできる。
福島の銘石のひとつとして長く愛されている理由をも感じ取った取材でもあった。
株式会社イシフク・静岡本社
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株式会社イシフクフタバ
福島県双葉郡川内村大字上川内字日山501-1
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